みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今回は、3月20日の津山先生のオペを受けられた患者様のオペの様子Part5をご紹介します。
今回ご紹介する患者様は、去年の10月、1~2週間前から左下の5番目の歯に噛むと痛みを感じると来院されました。
さっそくレントゲン写真を撮って確認してみると、すでに神経を取ってかぶせものを入れていた歯の根っこが縦に割れていました。
その日のうちに抜歯となり、1ヶ月ほど経過観察をした後、状態が落ち着いてきたためいくつか治療方法をご提案いたしました。
両サイドにしっかりとした健康な歯があるため、ブリッジを入れるという選択もありましたが、ご本人の希望により今回はインプラントを植立することとなりました。
このように、ブリッジならば両サイドの健康な歯を削らなくてはいけなくなりますが、インプラントなら、欠損した部分に土台となるインプラントを立てるので、他の健康な歯を削らないで済むというメリットがあります。
ということで、左下5番目に1本のインプラント植立が決まりました。
当日の様子は、まず診療室に入っていただき、簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、入れていた仮歯を外す処置、CGFのための採血を行います。
麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。
歯茎から骨の部分まで、穴開けパンチの要領で穴を開けていきます。
くりぬいた部分の歯肉を取り除き、次は骨に穴を開けていきます。
ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。
開けた穴にCGF(患者様自身の血液のみで作られた血小板と成長因子を多く含んだゲル)を入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。
しっかりとインプラント埋め込まれた後は、動揺がないか、噛んだ時に当たらないかなどを確認して、最後にパノラマ写真とCTを撮影して今回のオペは終了となりました。
翌日、消毒に来院された際は下顎にじくじくとした違和感はあるものの、痛み止めを飲むほどではないとのことで一安心です。
次回の津山先生のインプラントオペは7月19日を予定しています。
※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています。