こんにちは、広報・受付担当トガワです。
前回入れ歯の安定剤についてご紹介しました。
今日はその続きからお話していきます。
クリームタイプの入れ歯安定剤を使用する際にはいくつか注意するべきことがあります。
稀なケースではありますが、クリームタイプの義歯安定剤を誤飲し、腸閉塞が発症した症例も報告されたことがあります。
パッケージに記載されている適正量と使用法をしっかり守りましょう。
また、胃透視検査を行うときも、バリウムがクリームタイプの安定剤と反応して検査に影響が出る場合が指摘されています。
検査の前には安定剤を使用しないように気をつけてください。
洗浄に関しては、安定剤を十分に洗い流さず付着したまま義歯洗浄剤に浸けても、安定剤が膨潤して除去されないので注意が必要です。
また、安定剤の中にはpHの低い酸性を示す製品もあります。
自分の歯が残っている場合には、歯の周りに残った安定剤がむし歯の原因となる可能性もあります。
使用後は入れ歯の清掃だけでなく、お口の粘膜からの除去も大切になってきます。
お口の中に付着した安定剤はなかなか取れないので、できるだけ少ない量の安定剤を使用するようにしましょう。
入れ歯安定剤を正しく使用し、定期的に歯医者に検診に行くようにしてくださいね!