こんにちは、広報・受付担当トガワです。
お口の中の細菌は、誤嚥性肺炎や慢性閉塞性肺疾患、気道感染など様々な全身の病気と関係することがわかっています。
また入れ歯をキレイにしていないと入れ歯に細菌が付着し、口内炎になることもあります。
入れ歯についた細菌バイオフィルムを毎日清掃して、入れ歯を清潔に保つことが、口内炎や全身の病気を防ぐために最も重要です。
入れ歯には専用の洗浄剤があります。
多くの方は、この洗浄剤を2,3日に1度のペースで使用しているといわれています。
細菌の塊であるバイオフィルムは、入れ歯の表面に吸着した唾液中のたんぱく質に、口腔内細菌が付着することからはじまります。
バイオフィルムの形成は、菌の付着・増殖がはじまる初期(~11時間)、中期(12~30時間)、バイオフィルムの厚さが増す成熟期(38~72時間)の3つの段階からなります。
成熟したバイオフィルムは、薬剤に対する抵抗が高くなるため、除菌が難しくなります。
洗浄剤による除菌は、菌の付着と増殖が始まる初期のうちに行うことが効果的です。
菌の付着は、入れ歯を装着した瞬間から始まるので、2,3日に1回の洗浄では除菌効果が十分とはいえなくなります。
洗浄剤による洗浄は、毎日行うことが理想です。