歯のこと

飲み物の歯への影響②

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

前回飲み物のpHが歯のエナメル質の臨界pH値よりも低い値であるとお話しました。

今日もその続きです。

pH値が低い飲み物は、炭酸ジュースだけでなくお酒や栄養ドリンクも挙げられています。

アルコール飲料は、製造過程で産出される乳酸やクエン酸、酢酸などの有機酸が影響しているため、pH値が低くなっています。

ソフトドリンクで最小pH値を示しているのはコーラですが、栄養ドリンクはそれに匹敵するほどの低い値となっています。

栄養ドリンクは、糖成分が含まれているうえに、摂取後の歯磨きに余裕がないケースが多いので、シュガーレスなデンタルガムなどを積極的に併用することがオススメされています。

唾液には、歯の表面の汚れを洗い流す洗浄効果と、酸を中和する酸緩衝効果があり、この2つの働きがエナメル質を保護しています。

pHの低い飲み物を頻繁に、また過剰に摂取していると、この効果が十分に発揮されずさらに寝ている間は唾液の量が減少してしまいます。

乳幼児がpHの低い飲み物を飲み続けたまま寝てしまう場合や、大人がお酒や栄養ドリンクを摂取したあとに歯磨きを疎かにしていまっていると、口腔内が酸性の環境にさらされる時間が長くなり、酸蝕症が起こりやすくなるのです。

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