こんにちは、広報・受付担当トガワです。
高齢者の死亡原因のひとつに、誤嚥性肺炎があります。
誤嚥性肺炎には、口腔内の細菌を唾液とともに誤嚥する場合と、食べ物や逆流した胃液や嘔吐物を誤嚥する場合とがあります。
この誤嚥性肺炎は、全身疾患があったり要介護であったりといった虚弱状態にあるとリスクが高くなります。
誤嚥性肺炎の予防に、口腔ケアはとても有効です。
口腔清掃と合わせて、一口でも経口摂取を行うことが肺炎予防となる口腔ケアです。
摂食機能は、下図のような5段階に分けてその機能を評価します。
経口摂取をしていても、刻み食やミキサー食のみ食べている状態でも、準備期、口腔期の摂食障害といえます。
また、普通に生活していても、「むせやすい」「口が乾く」「噛みづらい」といった状況であれば、口腔機能低下の疑いがあります。
これを放っておくと、要介護状態になるおそれが高いといわれています。
口腔ケアは、清掃だけではなく「口から食べる」ことを「無理なく行える」ようにすることなのです。