こんにちは、広報・受付担当トガワです。
歯科医院の問診表に、持病や持病の薬についての質問があります。
これって必要なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、持病の治療にとっても大切な薬でも、歯科治療の際、副作用が出ることもあります。
安全な治療をご提供したいので、服用中の薬についてもぜひ教えてください。
歯の治療にからだが影響するということに、ピンとこない方は多いと思います。
現在は超高齢社会となり、歯科医院においでになる患者さんの多くは中高年層です。
そしてその多数の方に持病があり、他科で処方された薬を常用しています。
統計では65歳以上の高齢者の約6割が循環器系の問題を抱え、多くの患者さんが血管が詰まらないように血液をサラサラにする薬を飲んでいます。
そんな患者さんの歯を、止血のための配慮なしに抜いてしまったら大変です。
現在の歯科医療では、患者さんの全身疾患に対応した治療を受けられるような対策をとっています。
必要に応じて歯科医師が医科の主治医に患者さんの全身状態について問い合わせ、連携して治療を進められるようになりました。
こうした新しい医療形態の構築に欠かせないのが患者さんの協力です。
ぜひこのことをご理解いただき、ご協力をお願いいたします。