こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日は余土っ子4年生の歯科健診です。
1組から4組まで130余名で一番人数が少ない学年です。
2年生とは違い、体もぐんと成長して大きくなり、行動や言葉もしっかりとしてきた余土っ子4年生たち。
身長も人によって大きく異なり15センチメートルぐらいは幅がありそうです。
健診していても、生徒さんの座高差があるため、背中を丸めたり伸ばしたりして一番疲れるのもこの学年です。
担任の先生の指導が良く行き渡っていて、私語はほとんど聞こえません。
皆整然と並んで健診を待っていました。
この時期の生徒さんの口腔内はいわゆる混合歯列期といわれ、永久歯と乳歯が入り乱れて生えています。
そのため、健診に一番時間のかかる学年でもあります。
抜けかけで残根状態になっている乳歯、その脇から萌出したばかりの永久歯を良くみるのもこの時期です。
7月の中旬に5年生を対象に歯科健診の結果を踏まえて、学校保健委員会で歯についての講演を学校から依頼されて毎年行なっています。
今年も、そのための準備にぼちぼち取り掛からねばなりません。
具体的な歯科健診の結果がでたわけではありませんが、2年生に比べてむし歯が多いように感じました。
特に6才臼歯(第一大臼歯)のむし歯が目立ちました。
プラークの付着、歯石の沈着に伴い歯肉がが腫れぼったくなっている状態、いわゆる歯肉炎を起こしている生徒さんが目立ちました。
それから、今年は特に子供たちにとって、学校生活で忙しい中の健診のためか、昼食後よく磨けないうちに健診に臨まれている生徒さんが多数見られました。
そのため、付着物が歯にあるため正確な判断が出来ない場面がありました。とても残念なことだと思います。
これは、学校歯科医の立場から、保健の先生、担任の先生に次回からの課題としてお願いしようと思います。
健診結果の統計的なデータは7月にはでますので、その時にはまたご報告したいと思います。
明日は続いて6年生の健診です。
去年第一回学校保健委員会で「歯のお話」をした学年でもあります。
1年ぶりの対面ですが、どのように変化しているか今からわくわくしています。