こんにちは、広報・受付担当トガワです。
嚥下訓練の目的は
- 治療後の機能回復
- 誤嚥性肺炎の予防
- 廃用萎縮の予防
です。
患者さん一人ひとりの状態に合わせて訓練内容を選択し、実施することが大切です。
頭頸部がんや食道がんの術後、嚥下障害を起こすことがあります。
とくに、頭頸部がんでは手術やその範囲に応じて構音障害、咀嚼障害、嚥下障害、および肩や上肢の障害など、さまざまな障害が起こります。
また、化学療法、放射線療法による口腔粘膜炎や口腔乾燥を引きおこし、口腔衛生を悪化させるだけでなく、放射線照射部位の血流障害による筋組織の線維化が起こり、嚥下反射の遅延や嚥下運動の低下による嚥下障害がみられるようになります。
そのため、このようなさまざまな障害に対し、嚥下訓練を含めた口腔ケアを術前および術後早期に開始することが重要です。
口腔ケアを行うことで、術後感染や誤嚥性肺炎、重篤な全身性感染症の予防とともに、術後低下した口腔内の知覚機能を高めることができます。
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『がん患者さんの口腔ケアをはじめましょう』参照
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