こんにちは、広報・受付担当トガワです。
高齢者や介護を必要とする人は、口内が汚れやすい状況にあります。
これには、次のような理由があります。
①口内の自浄作用の低下
健常な人が、しばらくの間歯を磨かなくても、虫歯が急に増えたり、歯の色が変わったり、強い口臭がしたりすることはあまりありません。
しかし高齢者や介護を必要としている人では、少しでも歯を磨かないでいると、急速に口内が汚れてしまいます。
これは、唾液の減少や口内のいろいろな筋力の低下によって、口の中の自浄作用が低下していることが最大の原因です。
また、話せない人はなおさら口を動かすことが少なくなり、自浄作用もさらに低下してしまいます。
②柔らかいものを食べている
とろみ食など、やわらかいものを多く食べていると、食べ物によって口内が掃除される機会も減ってしまいます。
また、そのような食べ物は粘り気が多いこともあり、口の中に残りやすくなります。
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『「食べる」介護がまるごとわかる本』参照