勉強会

障害者歯科研修会第1回

こんにちは、審美歯科インプラントホワイトニング予防歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長 伊藤泰司です。

連休の初日、歯科医師会館4階で徳島大学院ヘルスバイオサイエンス研究部准教授有田憲司先生をお招きして、「障害者歯科概論Ⅰ、Ⅱ」が講演されました。

この講演は愛媛県歯科医師会が主催され今後6回の講義へと続いていきます。今回はその1回目でした。

2、3回目は平成24年度に中に、4,5回は平成25年度中に、最後の6回は平成26年の前半に開催される予定です。

3年間の長期に渡る講義となるそのわけは、日本障害者歯科学会認定医の育成、認定衛生士の育成に一役かっているからだと思います。

どちらも障害者歯科会員歴を3年以上有することが申請資格の要件になっています。

認定医は敷居が高いとしても、こうして一線で活躍される先生の生の声が、聞けることはあり難いことです。

講演の中で衛生士さん向けにこのような書籍も紹介されました。

さて、ノーマライゼーションの理念が1960年代に北欧諸国を中心に始まってきました。

この理念は障害者を特別視することでなく社会が受け入れ対応していく、完全参加平等を支える哲学です。

現在障害者の周りには様々な障壁(バリア)が存在しています。

文化や情報のバリア、意識のバリア、物理的なバリア、制度的なバリアそういった様々なバリアのない環境(バリアフリー)を目指す社会を実現していくことが今後の取り組みとして挙げられます。

当院も歯科医院として、障害者を受け入れやすい体制作りが急務であると感じました。

障害者歯科の知識を高め、スタッフの教育を充実させ、障害者の歯科受診に対応できるようにチームアプローチが大切であると痛感しています。

また地域としては地域障害者歯科ネットワークを構築して、情報・活動を共有することが大切です。

身近なホームドクターによってが障害者の口腔を生涯管理ができるように目指し、そのネットワークによって365日障害者を受け入れる体制作りが地域医療として構築されることが大切であると先生は強調されていました。

(9月18日の出来事)

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