こんにちは、審美歯科とインプラント・ホワイトニング・予防歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長 伊藤泰司です。
蒸し暑い先週の日曜日でしたが、それ吹っ飛ばすような清清しい講演が歯科医師会館でありました。
『メインテナンス成功のための二つの柱 炎症のコントロールと力のコントロール』という演題です。
講師は数多くの著書執筆され現在東京医科歯科大学臨床教授をされている内山茂先生です。
さすがに、4年ぶりの来松で有名な講師とあって歯科医師会館は歯科医師やデンタルスタッフで超満員。
午後の最後の講演まで皆さん熱心に聴講していました。
メインテナンス時のチェックポイントは歯肉の炎症と歯に加わる力を常に観察することが大切であること。
炎症は患者さんによるセルフケアのほかに、歯科医院で行なう歯肉縁上のPMTC、歯肉縁下の歯周デブライドメントにより術式が確立され、当院でも確実な成果を挙げています。
歯に加わる力については、現在分かっていることは、歯周病の悪化に直接的に働くと言うよりは修飾的な因子として働いていることがわかってきました。
それをメインテナンス時に早期に察知する観察眼を養っておくことが歯周組織の破壊を未然に防ぐことになります。
歯周病のメインテナンスを通して患者さんとは長期にわたりお世話して行くことが大切なことですから、『急がない、歯肉を傷つけない、痛くしない』を原則にして根気よく患者さんに寄り添っていくスタンスが重要であると言われていました。
実践的なメインテナンスの方法や、具体的な商品の紹介等もあり,最後まで役立つ内容の講演でした。
本日最後まで聴講された人には内山歯科医院の全てを特別にダウンロードできる権利を頂き、早速ゲットすることができました。
今回の講演で学んだことを明日からの臨床に積極的に取り入れていこうと思います。