院長・副院長

東北関東大震災『3.11を忘れまい』

こんにちは、インプラント予防歯科審美歯科ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

このブログは広島大学愛媛県支部同窓会に掲載したものです。

折りしも3月11日に起こった東北関東大震災はあまりに悲惨で、そして日本人としてあまりにもショッキングは出来事でしたのでそのことについて書かなくてはという衝動に駆り立てられました。

「3.11」おそらくこの日付は後世の歴史教科書に必ず残るものと思います。

2011年3月11日午後2時46分「ミヤネ屋」を見て診療室に下りて診療をしていると、待合室で患者さんの「うめき声」ともとれる声が聞こえてきました。
受付に聞くと東北地方で大地震が起きたとのこと。

診療後テレビをつけて見ると、どんどんと番組は緊迫感を増して特番を組んでいきます。

東京、横浜の揺れるビルの様子。そして東北地方での地震後に起こった津波の映像。

加えて福島での原子力発電所の深刻な事故。

この未曾有の大地震はマグニチュード9.0という想定を遥かに超える巨大な地震であったことが後で分かってきました。

それから特番がほぼ1週間続き どの番組も地震・津波・原発のニュースに明け暮れました。

それだけ国民の関心が高く、誰もが自分のこととしてこの惨状を見ていたに違いありません。

地震・津波後の瓦礫に埋もれた街の様子を見るたびに目頭を熱くしてニュースを食い入るように見ていました。

震災当日の首都圏の帰宅難民の様子。その後の被災地での救助活動の様子。

避難所での食料・灯油・毛布が不足している中での苦しい生活をしいられる被災者たちの様子。

電力不足で計画停電を余儀なくされる人々の様子。

福島原発事故に命がけで立ち向かう自衛隊・消防隊・警察隊の様子。

この大震災後の復興・復旧のために名もない多くの人たちが様々な被災地で一生懸命頑張っています。

そして、時間が経つにつれ、被害の深刻さが直接の生の声としてテレビを通して伝わってきます。

現地の被災者の声を聞くほどに、自分たちの無力さと出来ることの少なさに言葉が詰まります。

本当に切ない気持ちで一杯になります。

こうした,一種戦争体験に似た現象を目の当たりにすると、農耕民族独特の「共生」のDNAを持つ日本人の魂がふつふつと燃えてきます。

国民一人ひとりがこの被災体験を共有することによって、「なにくそ~負けるものか。」という気持ちになってきます。

また、「今 私に出来ることはなんだろう」と考えてくるようになってきます。

多くの人たちが被災地の惨状に悲しみ、そして被災地の復興のためなら協力を惜しまないと思ったことだと思います。

ネットを見ていても見知らぬ人と心の結びつきを今ほど感じる時はありません。

助け合いの精神がいたるところで新しい芽をだしています。

院内のスタッフからも被災地を励ますブログが次々と書かれるようになりました。

今出来ること・・・
https://www.ito-sika.com/?p=11976

私もこの震災後に自分のHPを通して被災地に毎日エールを送り続けています。

そのうちの一つをご紹介します。

https://www.ito-sika.com/?p=12198

『大震災から、10日が経過しました。

この10日間は、テレビで見る光景に絶句し、同じ日本でこんなことが起きているのかと信じられない気持ちでした。

そして、何か自分たちに出来ることがないかを考え続けた日々でもありました。

今大事なのは、何と言っても被災地の方の心のケアではないでしょうか…

人事だから、簡単に言って…と思われるかもしれませんが、心から被災地の方のことを心配しています。

勇気、元気のでるメッセージ今日も集めてみました。

2歳の息子が独りでシューズを履いて外に出ようとしていた。

私はこれを読んで、心が熱くなりました…

地震を逮捕しに行く!」とのこと。

小さな体に宿る勇気と正義感に力をもらう。

みなさん、気持ちを強く持って頑張りましょう。

千葉の友達から。

避難所でおじいさんが「これからどうなるんだろう…」と漏らした時横にいた高校生ぐらいの男の子

大丈夫!大人になったら僕らが絶対元に戻します。」って背中さすって言ったらしい。

大丈夫、未来はあるよ

被災地の皆さん、頑張ってくださいとは言いません。

だけど、希望を忘れないでいてください

こんなにもたくさんの味方がいます。』

こうした励ましのメールは被災地の人から大変感謝されました

災害を免れた我々の出来ることはなにか

それは、常に被災地に関心を持ち続けることです。

「のど元過ぎれば・・」とよく言われますが、この戦後最大の危機(少なくとも私の生まれてから)への関心と支援の熱意を持ち続けることが大切なことだと思います。

そして被災地復興のために義援金・献血・節電に協力することです。

被災地で避難生活を送っている方々の無事を祈って応援メッセージを送ることも個人で出来ることだと思います。

日本は関東大震災からも、第二次世界大戦からも、また今まで数多くの国家的な逆境からも乗り越えて来ました。

そして、そのたびに、世界が驚くような復興をとげ素晴らしい国に生まれ変わってきました。

今回の震災復興作業は私たちが一生に一度体験するかしないかの一大プロジェクトであることに違いありません。

でも、必ずや我々日本人はやり遂げると思います。(政治家などに任せておれません。)

なぜなら我々日本人は世界が驚く「共助と連帯の精神」に満ちた国民だからです。

頑張れ、東日本」とエールを送りたいと思います。

(ファンキー博物館より写真を頂きました)

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