こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報担当カワゾエです。
3月始めの愛媛新聞に「歯の修復に保存歯活用」といった見出しで記事が掲載されていたのをご存知の方も多いと思います。
抜歯した親知らずなどを冷凍保存しておき、虫歯治療などの「歯冠(しかん)」の修復に使う治療を広島大病院を中心としたグループが始めました。
今回の治療のきっかけは、院長の母校の広島大ベンチャー企業が2004年に始めた「歯の銀行」。
親知らずの治療や歯列矯正で抜いた歯を特殊な技術で冷凍保存しておき、自分の歯を失った際の移植に用いるシステムです。
抜歯の直後に処理をすることで、歯根の周囲にあって血管や神経が豊富な組織「歯根膜」が維持され、移植後も自分の歯のようなかみ応えが高い確率で得られます。
虫歯で欠けたり治療で削ったりした部分の型を取った後、保存していた歯がこれに合うようコンピューターを使った装置で成型します。
現在、歯の銀行の登録歯科医院は全国200ヵ所。このうち約10ヵ所がこの方法を採用し、これまでに5本の治療が行われたが、歯や歯肉に問題はなく良好な状態だと言うことです。
今後は、家族など肉親の保存歯を利用する修復から始めたいとしています。
抜歯した歯を再生してまたお口の中に新しい歯として入れることが出来たら素晴らしいことですよね!
技術の進歩はすごいなと改めて実感しました。