みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今回は、3月20日の津山先生のオペを受けられた患者様のオペの様子Part6をご紹介します。
今回ご紹介する患者様は、去年の10月、左下の6番目の歯痛みを感じて来院されました。
さっそくレントゲン写真を撮って確認してみると、すでに神経を取ってかぶせものを入れていた歯の根っこが縦に割れていました。
写真の丸で囲んだ部分が、割れてできた隙間です。
かなり大きく割れていたため、この歯は抜歯することになりました。
こちらの患者様は抜歯前からインプラントを検討されていたとのことで、3月のインプラントオペまでに骨を造る時間を確保できるように、早めに抜歯することとなりました。
インプラント植立は、隣り合う奥歯も欠損しているため、スペース的には2本植立も可能との診断でしたが、今回は抜歯した部位に1本、インプラントを植立する方法を選択されました。
ということで、左下6番目に1本のインプラント植立が決まりました。
当日の様子は、まず診療室に入っていただき、簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、CGFのための採血を行います。
麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。
歯茎から骨の部分まで、穴開けパンチの要領で穴を開けていきます。
くりぬいた部分の歯肉を取り除き、次は骨に穴を開けていきます。
ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。
開けた穴にCGF(患者様自身の血液のみで作られた血小板と成長因子を多く含んだゲル)を入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。
しっかりとインプラント埋め込まれた後は、仮歯を入れ、動揺がないか、噛んだ時に当たらないかなどを確認して、最後にパノラマ写真を撮影して今回のオペは終了となりました。
翌日、消毒に来院された際は痛みはないとのことで一安心です。
次回の津山先生のインプラントオペは7月19日を予定しています。
※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています。