みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今回は、2020年11月3日の津山先生のオペを受けられた患者様のオペの様子Part8をご紹介します。
今回の患者様は、去年2月、被せ物が入っていた右下6番目の歯が噛めないほど痛みがあり、動揺もしていたため、抜歯を希望して来院されました。
その日のうちに抜歯を行い、抜歯後の治療方法をご相談させていただきました。
抜いた後はインプラントを希望されたので、元々欠損していた反対側の左下6番目と同時にインプラント植立することをご提案させていただきました。
そして今回、右下6番目と左下6番目の合計2本のインプラント植立が決まりました。
当日の様子は、まず診療室に入っていただき、簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、仮歯を外す処置、CGFのための採血を行います。
今回のオペの採血は院長が担当しました。
CGFとは、患者様自身の血液を専用の遠心分離器で血液を遠心分離して生成した「フィブリン」と傷の治癒や組織の再生に有効な血小板や成長因子を濃縮したゲル状の塊です。
インプラント手術では、骨が足りない部分にCGFを填入したり、膜状にして骨を覆うことで、骨密度が低い人や顎の骨が薄い方など、インプラント手術の可能な範囲が広がり、その後の傷の治癒や骨組織の再生の促進が期待でき、治療期間も短縮できるため、津山先生のインプラントオペでは必ず使用します。
麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。
まずは右側の歯から、歯茎から骨の部分まで、穴開けパンチの要領で穴を開けていきます。
くりぬいた部分の歯肉を取り除き、次は骨に穴を開けていきます。ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。
開けた穴にCGFを入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。
続けて左側も同じ工程で順調に植立が完了しました。
しっかりとインプラント埋め込まれた後は、仮歯を入れ、動揺がないか、噛んだ時に当たらないかなどを確認して、最後にパノラマ写真を撮影して今回のオペは終了となりました。
翌日、消毒に来院された際に症状を確認したところ、少し痛みはあるものの、痛み止めを飲むほどではないとのことで一安心です。
次回の津山先生のインプラントオペは3月20日の予定です。
※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています。