今回の患者様は以前より、右下5番目の歯が何度も腫れを繰り返していました。改善がみられないため、今年7月、右下5番目の歯を抜歯し、そこにインプラントを入れることをご提案しました。その日は画像を見ながら、手術の流れや費用、植立後の補綴物について説明させていただき、右下5番目の抜歯を行いました。
そして今回、右下5番目に1本のインプラント植立が決まりました。
当日の様子は、まず診療室に入っていただき、簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、仮歯を外す処置、CGFのための採血を行います。
麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。
まずは歯茎から骨の部分まで、穴開けパンチの要領で穴を開けていきます。
くりぬいた部分の歯肉を取り除き、次は骨に穴を開けていきます。
ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。
開けた穴にCGF(患者様自身の血液のみで作られた血小板と成長因子を多く含んだゲル)を入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。
こうして順調に植立が完了しました。
しっかりとインプラント埋め込まれた後は、仮歯を入れ、動揺がないか、噛んだ時に当たらないかなどを確認して、最後にパノラマ写真を撮影して今回のオペは終了となりました。
翌日、消毒に来院された際に症状を確認したところ、痛みはあったが痛み止めを飲んだら落ち着いたとのことで、一安心です。
次回の津山先生のインプラントオペは来年3月20日を予定しています。
※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています