こんにちは、広報・受付担当トガワです。
TCHをもっている可能性がある患者さんは、片方でしか咬まない癖があったり、精密作業をしている人が多いといわれています。
そんなTCHですが、顎関節症とどのような関連があるのでしょうか?
口を閉じているときでも、上下の歯が接触している状態では閉口筋が活動していることがわかっています。
長時間のTCHの持続は、顎関節や閉口筋に過剰な負担をかけ続けていることになるので、筋疲労や筋痛を起こし、また顎関節を絶えず圧迫することで関節内の血液の循環を阻害していきます。
それにより、顎関節内の摩擦抵抗が増大し、関節の痛みを生じるようになります。
では先にご紹介したように、TCHは緻密作業を行っている人に起こりやすいということでしたが、たとえばパソコンでの長時間の作業、趣味などに没頭して作業に集中しているとき、1人で黙々と家事をこなしているときなどに起こっている可能性が高いです。
TCHがいつ頃から行われているかという調査では、幼少期に口を閉じるようにしつけられたことが習慣化することからはじまっていました。
これが小学校高学年や中学生の時期になって人間関係や受験などの周囲の環境の変化や、パソコンやスマホ等の使用頻度の増加によって習癖となってきていると考えられています。