こんにちは、広報・受付担当トガワです。
顎関節症は、主に顎関節周りの痛みのことで、食事や会話、また欠伸などのときに痛みを感じたり、関節から音がすることが多いようです。
前回少しご紹介したTCHも、顎関節症の原因になるといわれています。
よく、頭痛や肩こり、めまいなども顎関節症の症状だと思われている方も多いのですが、これに関しては、TCHがあると起こりやすいですが、ハッキリと顎関節症と関係していると言い切ることはできません。
顎関節症の治療を行っても、頭痛や肩こりなどが改善されない場合もあるのです。
また、顎関節症と勘違いしやすいのが、親知らずによる痛みです。
親知らずが少しだけ生えてきている状態などで、歯ブラシが行き届きにくく汚れがたまっていくと、親知らずの周囲が炎症を起こします。
これによる痛みを顎関節症だと思い込んでいる患者さんも多いようです。
次に間違いが多いのが頭痛です。
女性に多い緊張型頭痛ですが、これが発症時期や症状の現れ方が顎関節症に似ていることが判断ミスの原因になります。
先にご紹介したとおり、顎関節症の治療を行っても改善されないので注意が必要です。
長く頭痛の症状が続く場合には、別の病院で一度診断してもらいましょう。
顎関節周りの異常を感じたら早めに受診しましょう。