こんにちは、広報・受付担当トガワです。
今日は親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者さんは、右側の顎に痛みがあり、お口を開けると顎の付け根の方から音がするとのことでした。
レントゲン写真を撮影して顎の状態を確認してみると、右側に上下とも親知らずが生えていました。
まっすぐに生えてきていない親知らずは、顎関節症状や耳付近の痛みの原因となることがあります。
まずは、マッサージをして顎の周りの筋肉をほぐしていき、痛みも和らいでお口も開くようになってきたので、親知らずも抜いていくことになりました。
まずは上顎の親知らずから抜いていきました。
親知らずは深い位置に生えていて、上顎洞という空洞近くに生えています。
CTを撮って解析していき、上顎洞の粘膜と親知らずの位置を解析していきました。
安全に抜いていけることが確認できたので、慎重に親知らずを抜歯していきました。
親知らずの根っこは、CTでも見られたとおり曲がっていましたが、途中で折れることなく抜けました！
上顎の親知らずを抜いてからしばらく様子をみて、上顎洞の粘膜にも異常がないことを確認してから、続いて右下の親知らずも抜歯していきました。
下顎の親知らずは横向きに生えていて、またCTを解析していくと平面のレントゲン写真で見えたよりも、根っこが長いことがわかりました。
下歯槽神経とも近い位置に生えているので、親知らずを分割して抜いていきました。
歯冠と根っこを切断して、さらにその根っこも半分に割って細かく抜いていきました。
抜き残しもなく、スッキリ抜けました！
親知らずを抜いた直後は、患部の痛みがあったそうですが、今では抜歯窩も顎の痛みもなくなり大丈夫ということでした。
お疲れ様でした。