こんにちは、ホワイトニングと予防歯科・審美歯科・インプラントで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、歯科医師イノウエです。
院長先生から今回は「開業医のための咬合臨床」という本をお借りしましたので、少し紹介させていただきたいと思います。
咬合は日常診療でも避けては通れないところであり、またとても大切なところです。
奥がふかくとても難しいところですが、もっと勉強をしていかなくてはいけないなと改めて感じました。
顎関節症に関しても同じで、とても難しく年々患者さんも増えてきている疾患です。
顎関節症には 関節周囲筋も大きく関与していることが分ってきました。
当院でおこなっているアロママッサージはとても有効だと思います。
以下、本書の内容をまとめてみます。
・ブラキシズムは一般には歯ぎしりや食いしばりのことを示す
・日中や夜間に上下顎の歯をすり合わせて滑走雑音を発現させるグラインディング、滑走雑音を発現させないクレンチング、咀嚼様の空口運動のタッピングがある
・睡眠時ブラキシズムはレム睡眠中に頻度が高いことが分った。
・顎関節の触診は側方から、後方から、下方から、上関節クウにおける滑走状態の4つの角度から診査する。
・筋の触診においては、痛くない、違和感あり、痛い、かなり痛い、激しく痛いの5段階で判定する。
・顎機能障害者では弱い噛みしめ時の咬合接触と強い噛みしめ時の咬合接触が、健常者のそれとは大きく異なる。
そのためシリコーンバイト法により咬合の評価をすることが望ましい。
この本の内容を再度吟味して臨床でも応用してみようと思いました。