こんにちは、広報・受付担当トガワです。
今日は前回からの続きで、歯周病が関係して起こる全身疾患をご紹介します。
- バージャー病
手足の動脈がつまる病気で、悪化すると切断に至ることもある難病です。
喫煙者に多くみられています。
バージャー病の人は歯周病にかかっていることが明らかになっています。
- 関節リウマチ
手足の関節に痛みなどが起こり、進行すると全身の関節で腫れや痛み、こわばりを引き起こします。
歯周病を治療することで、症状が軽減することがあります。
- 早産・低体重児出産
歯周病によって作られたサイトカインやプロスタグランヂン(炎症物質)が、子宮の収縮を誘発するために、重症な歯周病をもつ妊婦さんは、早産や低体重児出産が起こりやすくなります。
また、妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増え、ある種の歯周病菌が増殖しやすくなります。
- 骨粗鬆症
骨の密度が低下し、骨がもろくなる病気です。
更年期を迎えると、骨代謝に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下して発症します。
それに伴い、歯を支える歯槽骨が溶けやすくなり、歯周病が進行します。
- 誤嚥性肺炎
お年寄りは飲み込む力や、せきによって異物を排除する力が弱く、食べ物や唾液が誤って気管に入る(誤嚥)ことがあります。
誤嚥すると歯周病菌やその他の細菌が気管から肺へ入り、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こします。