親知らずの抜歯

矯正治療後の親知らずの抜歯

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

今日は親知らずの抜歯のお話です。

今回の患者さんは、矯正治療を終えられて保定期間中の方でした。

上下左右にしっかり4本親知らずがあり、せっかくの矯正治療が後戻りしてしまわないよう4本とも抜歯を希望されました。

親知らずは手前の歯を押して歯並びを悪くする原因にもなるので、歯並びが気になる方にも早めの抜歯をオススメしています★

まずは違和感があるという右上の親知らずから抜いていきました。

親知らずは歯ぐきの中に埋まって見えない状態で、レントゲン写真で確認するとかなり奥まった位置に生えているのがわかりました。

上顎には上顎洞とよばれる空洞があり、親知らずを抜くと口の中ととちょうど鼻の横にある上顎洞がつながってしまい、蓄膿症になる恐れがあります。

CTを撮影して色々な角度から見て、非常にきびしい位置に生えていますが問題なく抜歯できることがわかったので抜歯開始です。

CTから親知らずの位置を把握して、歯ぐきを切開する場所を決めてピンポイントに歯ぐきを切っていきます。

親知らずが見えてきましたが、そのまま引っこ抜いてしまうと上顎洞に穴が空くことがあるので、一度に抜かず分割して抜いていきました。

抜けた歯は細かくなっていますが、抜き残しもありません☆

上顎の親知らずを抜いて調子も良かったということで、翌週にはさっそく右下の親知らずも抜いていきました。

下顎の親知らずもまた、手前の歯の根っこに食い込むように深い位置に生えています。

手前の歯の根っこに影響を与えないように器械を入れて親知らずを切断し、歯冠から徐々に取り除いていきます。

下歯槽神経にも非常に近い位置だったので、神経管を圧迫しないよう慎重に抜いていきました。

右下の親知らずもスッキリ抜けました!

残りは左側上下の親知らずです☆

頑張ってくださいね!!

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