こんにちは、インプラントと予防歯科・審美歯科・ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日は朝から気持ちのいい天気です。余土地区の運動会が中学校グラウンドで開催されます。
長女も毎年パン食い競争に出ていますが、今年はどんな結果になるか楽しみです。
さて、歯科医師会館では平成23年度生涯研修セミナーが開かれました。
これは国民が求める歯科医療に視点を置き社会的な要求に即した歯科臨床を研鑽するセミナーです。
今年のメインテーマは『生きる喜びを与える歯科治療~良質な歯科医療への知識と技術~』を掲げています。
午前中はを東京歯科大学口腔外科講座教授片倉明先生に『歯科診療所での感染予防対策の基本』についてのお話がありました。
午後からは東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座助教授を退官され現在東京都開業猪越重久先生に『接着修復の実際』という題目で講演がありました。
スタンダードプリコーションを念頭に置いた良質で安全な歯科医療の提供が大切であること。
感染予防対策はB型肝炎ウイルスを基本に行なう事で全体の感染症を網羅できるお話を興味深く伺いました。
また、午後からは象牙質う蝕に対して歯質を残すために接着修復のポイントについて詳しく聞きました。
コンポジットレジン充填のポイントは、充填しやすい時期に、できるだけ麻酔をしないで済むうちに感染象牙質のみを削除して極力健全象牙質を切り込まない事です。
プラマーはしっかりと乾燥させ、ボンドレジンをしっかり固めることに尽きます。
それにより、歯質保存の低侵襲性修復が可能となり、来院し易い医院環境が実現できます。
定期健診で早期にう蝕が発見できれば、金属にすることなくコンポジットレジンで修復が可能となります。
そのため患者様へは視覚的な違和感を与えないで自分の歯の感覚で使えるというメリットも出てきます。
明日からの臨床に即した実践的なセミナーでとても役に立ったと思います。