こんにちは。
伊藤歯科医院歯科衛生士のイシカワです。
今年は阪神淡路大震災が発生してから30年です。
昔のことのようですが
朝起きてテレビから目に入った震災の光景は今でもはっきりと覚えています。
数年前から南海トラフ地震の発生についての注意喚起がされるようになり
そのために何をすればよいかなどテレビで特集されたりしていますが
今回は口腔ケアのために何を備えるべきかお話したいと思います。
電気ガス水道などのライフラインが止まった時のための飲料水や食料が大事ですが
避難生活が長くなると口腔ケアが十分に出来ないことによる虫歯や歯周病の悪化、
誤嚥性肺炎などのリスクが高くなります。
これらのことを予防するためにも備えるべきものは
・歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス
・歯磨き粉、液体歯磨き
・洗口液(マウスウォッシュ)
・キシリトールガム(砂糖不使用)
入れ歯を使用している方は
・入れ歯ケース、入れ歯洗浄剤
水がある場合ない場合で使えるものが違うので
避難袋にこれらの口腔ケア用品を備えておくようにしましょう。
歯磨き粉、液体歯磨き、洗口剤などの使用期限は未開封で製造年月日から3年と言われています。
(3年を過ぎると直ちに使えなくなるわけではありません)
ただ保管状態によっては品質が低下することがあるので備蓄食と共に期限の管理をするようにしましょう。
災害時は食べることや住む場所の確保などが最優先されて
口腔ケアに関しておろそかになる場合があると思います。
口腔内の状態は全身の健康状態に大きく関係するので共に備えをすることが大事になります。
この機会に用意できているか確認してみてください。
