こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を尾守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日は朝から歯科医師会館でありました学術講演会に行ってきました。
演題は東京医科歯科大学の教授豊福明先生による「歯科心身症の捉え方と対処法」についてでした。
出席者は約80名ほどでしたが皆さん熱心に聴講されていました。
「歯科心身症」という疾患を皆さんご存知でしょうか?
歯の神経をとっても、歯を抜いても取れない痛みがあります。
また、冠を被せたり、入れ歯を入れたりして舌にずっとピリピリした痛みや灼熱感が出ることがあります。
また義歯や歯の噛み合わせがいつまでもしっくり来ないことがあります。
更には顔面が痛いのに原因が分からない場合があります。
くわえて全身的な不定愁訴や口の中がネバネバ、ザラザラして気持ちが悪いといった色々な症状が見られます。
これらは通常の診療ではおよそあり得ないことですが いわゆる「歯科心身症」と呼ばれ歯科を訪れる患者様の約20人に一人の割合でおられます。
東京では10年も前からこのような「歯科心身症」に起因する想定外の不定愁訴により患者様とのトラブルが多発しているとのことでした。
最近愛媛でも目立ってきているとのことです。
このような事例にたいしての取り組み方や対処法について研修してきました。
伊藤歯科医院におきましても、このようなお悩みを抱えた患者様に対して、じっくりとお話に耳を傾けしっかりと関わっていこうと思います。