こんにちは、広報・受付担当トガワです。
このブログでも何度か、お口の健康状態が全身に影響を及ぼすことがあるとご紹介してきました。
今日は反対に全身の状態がお口の健康に影響する場合についてお話していきます。
例えば、ストレスを抱え過ぎると、外部から入ってきた細菌などから体を守る免疫機能が低下すると言われています。
そうなると細菌に感染しやすくなり、感染症である歯周病にもかかりやすくなります。
また、体力と歯周病の間にも密接な関連があるのではないかと言われています。
人間ドッグの受信者の体力と歯周病の関係を調べると、全身の持久力や敏捷性のすぐれた人ほど歯周病が少ないことがわかったそうです。
さらに最新の研究では、ある特定の遺伝子を持った人は重症な歯周病になりやすいことがわかってきました。
将来的には、遺伝子の解析で「あなたは重症の歯周病になりやすいので予防をしっかりしましょう」という診断が可能になるかもしれません!
そういう意味では、密接な関連を持つ歯周病と全身疾患を治していくには、歯科だけ、または医科だけに通っていればいい、というわけにはいかなくなってくるのがわかりますね。
最近では、お口の中の細菌が血流にのって心臓に達してしまう心配もあるため、心臓手術の1週間前に必ず歯科を受診して、お口の中をきれいにするということをおこなっている大学病院もあるそうです。
歯科と医科の連携は色々な場面で進んでいるのです。