歯のこと

歯周病と糖尿病

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

歯周病は最も罹患者が多い病気とされ、日本では成人の約8割が歯周病に罹っているといわれています。

しかしながら、歯周病になっていても歯科を受診している人は全体の1/70程しかいないそうです。

歯周病は自覚症状がないのでなかなか歯科に通う機会がない人には気づかないまま進行してしまう怖い病気です。

糖尿病の7大慢性合併症の6番目に、歯周病は位置づけられています。

ベースに糖尿病があると、高血糖、易感染性、微小循環障害などを伴って、炎症の規模が大きくなり血中の内毒素が増加します。

そうなると、本来はコラーゲン線維を作るはずの線維芽細胞などが歯周組織を破壊するようになります。

そしてTNF-αなどのインスリン抵抗性の原因となるものが放出され、糖尿病が悪化し、栄養の低下、基礎代謝の低下、老化へと繋がります。

不健康な食生活を送っていると肥満になり、脂肪細胞が増えてきます。

TNF-αなどの炎症性サイトカインが多く出ると、インスリン抵抗性になり、糖尿病が悪化し、歯周病も悪化します。

さらに歯も失って咀嚼機能が喪失するち、炭水化物の摂取量が増えて高脂血症になります。

また、歯周病は老化を促進する疾患です。

いつまでも健康で若々しく生きるためには歯周病予防が大切なのです。

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