こんにちは、愛媛県松山市伊藤歯科の院長伊藤です。
本日2月1日は歯科医師会館で「豚顎を用いた歯周形成外科の研修会」に出席してきました。この実習に参加するためには、去年の暮れのガイダンスを受けていなければなりませんでした。そこでの出席者の先生方の抽選で今回選ばれたというわけです。
抽選に当たったというFAXを受け取ったときは、かなりの高倍率と聞いていましたから,われながら自分の強運に驚いてしまいました。
県内各地からお集まりになった約80名の強運の先生方は 朝早くからの開講にもかかわらず、会場はかなりの熱気に包まれていました。
会場には整然とテーブルが並べられ、そこには一人に1体の豚顎がありました。
本日の講師である明海大学歯学部申教授は全国的にも有名な先生で、数多くの著書があります。そのうちの何冊かを読む機会がありましが、その内容は、非常に明快で、われわれ開業医にも理解しやすいと思います。
申教授の講演が、松山で直接、しかも実習付で聴講できることは非常にラッキーなことです。実習中に申教授自ら豚顎を用いて、華麗なるメスさばきで切開、更に剥離、縫合までのテクニックを間近に見せて頂、感激した研修会でした。
申教授の教室の医局員の先生方も数多く出席され、コーチ陣の意気込みを感じることができました。
歯周形成外科はもともと歯周治療の一環として用いられる手技ですが、当院ではインプラントの2回目の手術の際に用いています。またインプラントを埋入後、歯肉の状態を改善するときにもよく用いています。
この研修会で習ったことは、明日からの臨床に直ぐに応用できることばかりです。
ひとつ、ひとつの簡単な手技を再度確認していくことがいかに重要であるか痛感しました。
この華麗なテクニックを少しでも多くの患者様に還元できたら、素晴らしい治療成績につながるであろうと確信した次第です。
本当に、申教授ありがとうござました。