こんにちは、審美歯科とインプラント・ホワイトニング・予防歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当カワゾエです。
最近、めっきり春らしい気候になりました。
東北の方にも、早く暖かい、安心できる春が訪れますように…
今回は『歯ブラシ』について詳しくお話します。
当院では、初診の方、歯のお掃除に来られている方はまず歯周ポケットの深さを調べます。
皆さんは『歯周ポケット』って聞いたことがありますか?
最近はテレビのCMでもハブラシ等の宣伝でよく耳にする事が多くなってきていますが、 一体何のこと!?と思われている方も多いと思います。
実は、歯科医院で歯茎の健康状態を調べるときに欠かせない大事なチェックポイントなのです!!
『歯周ポケット』について知れば、自分のお口のことがもっと理解できるようになります!
まず、歯周ポケットとは、歯と歯茎との境目の溝をいいます。
歯は歯茎とぴったりつながっているかのように見えますが、実は歯と歯茎の間にはわずかな隙間があります。
分かりやすく言うと、歯は一本一本、周りを溝に取り巻かれている状態といえます。
2mm以下の浅い溝ならよいのですが、深い溝になるとそこに汚れが詰まってしまいます。
汚れが入り込むことから『ポケット』と呼ばれています。
ポケットの深さは健康なハグキでは1~2ミリ、中程度の歯周炎があると3~5ミリ、歯周病が進行した場合は6ミリ以上になることがあります。
これは、ポケットが2ミリで健康な歯茎の状態です。
これは、ポケットが8ミリでとてもポケットが深くなっているのが分かります。
歯周ポケット内に溜まったお口の汚れ(プラーク)の中では細菌が繁殖しやすく、硬くて歯ブラシではとれない歯石もできて、ハグキの炎症を進めます。
その結果、歯を支える土台である歯槽骨を溶かしてしまいます。
つまり歯周ポケットが深いということは、歯を支えているはずの歯槽骨がなくなっていることになります。
人の歯の根は長いものでも10数ミリですから、6ミリ以上溝に囲まれているということは、ずいぶんと不安定な状況である事が分かります。
当院では検査を行い、その方に合った『歯ブラシ』をお渡ししています。
歯周ポケットも2ミリ~3ミリで、出血も少ない方には『CI25』が最適です。
たくさんの種類の中でも基本となる歯ブラシで、市販のものより毛先が柔らかめに作られています。
「しっかりと磨かないと・・・」と、ついつい力を入れて磨いてしまう方も多いのではないでしょうか??
CI25はそのような方にぴったりな歯ブラシなのです!
CI22は、毛先が少し硬めでCI25の歯ブラシでは物足りないなぁ…という方に最適です。
硬めなので磨く力をコントロールできる方は是非使ってください。
次回は、新しい歯ブラシの紹介をお話していきますね♪
院長コメント
当院のスタッフはとても研究熱心ですから,自ら進んで歯ブラシの硬さや使い勝手を体験しています。
そのため、患者様には自信を持ってお勧めできる歯ブラシばかり取り揃えています。
歯ブラシに不安のある方や、取り扱いをもっと詳しく知りたい方はご遠慮なくスタッフにお申し付け下さい。
きっと貴方にあった歯ブラシが見つかると思います。