こんにちは、広報・受付担当トガワです。
突然ですが、奥歯が抜けてなくなってしまったとします。
奥歯がなくても前歯がある!と思って抜けたまま放置して前歯だけで噛んでいると、特に上顎の前歯に集中的な負担がかかり、最終的には前歯も耐えられなくなり抜けてしまいます。
このように、歯を抜けたまま置いておくと周りの歯へも悪影響を及ぼし次々に残った歯までも抜けてしまうことになります。
これを防ぐために、歯が抜けてしまった後には、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで人工的に歯を補い残った歯への負担を軽減させてあげることが大切です。
今日はその中でインプラントについてお話していきます。
スウェーデンのブローネマルク先生が現在のインプラント治療を広めた第一人者です。
1962年に骨とチタンが結合すると発見したことが始まりだそうです。
インプラントには様々なメリットとデメリットがあります。
まずはメリットですが、
・咀嚼機能の回復
・審美の回復
・感覚障害、構音障害の改善
・QOLの向上
などが挙げられます。
次にデメリットですが、
・外科的な手術が必要
・保険適用外
・天然歯と同様に歯周炎になる
などがあります。
インプラント歯周炎はあまり知られていませんが、インプラントを埋め込んでいる部分は、自分の歯と同じようにしっかりしたケアや定期的に歯医者でメンテナンスを行わなければ歯周炎になってしまいます。
元々ブラッシングが不十分で歯周病になり歯を失ってしまった部分へインプラントを入れた場合、ブラッシングやケアを改善しない限りまた同じように歯周炎になりインプラントが脱落してしまいます。
全ての歯科治療において共通していえることですが、「治療が済めば終わり」ではありません。
なぜむし歯になったのか、歯がなくなったのか、根本的な部分を治すことが大切です。
歯を抜けたままにしない、治療後も定期的に歯医者に通う、これに気を付けてできるだけ自分の歯を多く残しいつまでも健康でいられるようにしましょう!