こんにちは、技工士のナカムラです。
野球好きで知られる俳人正岡子規が学び、夏目漱石の小説「坊っちゃん」ゆかりの松山東が、82年ぶり2度目のセンバツ出場を決めました。
92年に創部した野球部は戦前、愛媛県では松山商に次ぐ強豪だったといいます。
そして現在、何が凄いかというと県内トップクラスの進学校であり、私立などの強豪校にくらべハンディが多いという事です。
冬季は午後6時40分、夏季は午後7時10分が完全下校時間となっており、平日の放課後練習は2時間程度。
グラウンドは他部と共用で、土日を除き内野程度の広さしか使えないそうです。
そんなさまざまな困難を克服したことが21世紀枠の出場につながったのかも知れません。
余談になるかも知れませんが、ノーベル賞作家の大江健三郎さんは同校の卒業生です。
そして、野球部の中からも東大合格者が出ています。
最後に、「候補校に選ばれたのは自分たちの実績が1割。9割は伝統のおかげ」という主将の言葉にいろんな思いを感じました。
ぜひ悔いのないように頑張って欲しいと思います。