こんにちは、インプラントと予防歯科・審美歯科・ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長 伊藤泰司です。
今回の東日本大震災において、「雨ニモマケズ」やいくつかの宮沢賢治作品が、日本のみならず世界各国で、明日への復興に向けた「祈り」や「願い」として受け止められ、紹介されています。
宮沢賢治は、自ら「イーハトーブ」と名付けた岩手県において、その生涯を過ごしました。
賢治は自然の中で生き、生かされてきた人でした。ただその大自然は、決して人間に優しいばかりではなかったのです。
宮沢賢治も、生涯の中で地震や津波、凶作による大飢饉な様々な苦難に遭って来たそうです。
代表作、「雨ニモマケズ」は極めて個人的なものであり、読者に向けて書かれた他の作品とは全く異なるものです。
雨にも風にも負けない「丈夫ナカラダヲ」持ちたいという願いは、病床での賢治の挫折や悲しみを思うとき、本当に心からの祈りであったといえるでしょう。
賢治の体験した悲しみや苦しみを、今私たちは心の支えや癒(いや)しと感じているのではないでしょうか。
津波により壊滅的な被害を受けた岩手県田野畑村。
そこに高さ約2メートルの宮沢賢治の詩碑があります。
(出典:msn産経ニュース)
ほぼすべての建物が流されてしまったが、詩碑は海岸線に対して直角に立っていたために持ちこたえたそうです。
宮沢賢治の素晴しい作品が、被災地の方の励みになれば良いですね。