こんにちは、広報・受付担当トガワです。
先週、院長先生の母校である広島大学歯学部の同窓会があり、その勉強会に院長先生が出席されていました。
勉強会の演題は「21世紀のペリオドントロジー」、歯周病についてでした。
大阪大学大学院歯学研究科の天野淳雄先生が講師として最新病因論に基づいた診断・治療・生涯マネージメントについてお話されたそうです。
今回ご紹介する本は、その天野先生が監修された『ビジュアル 歯周病を科学する』という本です。
歯周病は、2001年にギネスブックに「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」と記載されているほど罹患率の高い病気です。
歯周病が思っているよりも若い時期から口腔内に定着していることや、口腔内環境の変化が歯周病が発症するきっかけとなることがあるそうです。
歯周病菌は口腔内から消えることはないため、歯周病は残念ながら「完治」することはありません。
そんな歯周病にどう対峙していくか、最新の歯周感染論に基づいた歯周治療を考えることができる一冊となっています。