こんにちは、院長の伊藤泰司です。
先日は東京へ行ってきました。
東京では、当院でも難症例のインプラント手術でお世話になっている津山先生が大会長をされている「日本インプラント医療学会」の第17回総会・学術大会で、当院で行った症例を報告してきました。
当院で使用しているAQBインプラントは、優れた骨伝導能が特徴です。
インプラントを入れるには、顎の骨が十分にあることが必要ですが、骨が不十分な場合には、人工骨補填や2ピースインプラントといった方法を用いて手術が行われてきました。
今回は、2ピースインプラントと比べ治療期間の短縮ができる「1ピースインプラント」と自家骨移植、そして自己血液由来のフィブリンゲルから作成したCGFメンブレンを使ったインプラント手術で歯槽骨が再生された症例を報告しました。
このような症例では、噛めるようになるまで半年以上を要することが多いケースですが、今回はおよそ2ヶ月で噛めるようになり、大幅に治療期間が短縮されました。
大きな骨欠損が見られた部位へのインプラントでしたが、しっかりと骨が再生され良好に経過しています。
今回の学術大会では全国から多くの先生方が参加され、多種多様な症例の報告を聞くことができ、良い刺激となりました。
これからも患者さんへの負担を抑えた安全安心の最先端のインプラント手術を行っていきたいと思います。