こんにちは、広報・受付担当トガワです。
お口の中には、何兆、何億という微生物が生息しているのが正常です。
大切なのは、必要に応じて、問題を起こす病原性のある微生物の特徴を認識し、個々に対応した十分な対策を行うことです。
お口の中の微生物が原因の感染症で、歯科で問題になるものには、菌が粘膜や傷口から侵入して起きる顎炎や、歯周病菌による糖尿病の悪化などが代表的なものです。
歯科処置での対策は消毒になりますが、一般的な意味での内因性の感染は、宿主の抵抗力が強ければ起こらず、たとえ起きても重篤な状態になりません。
まず大切なのは、睡眠や食事をきちんととって体調を整え、免疫力を低下させないことです。
また、意外かもしれませんが歯磨きにも感染予防の効果があります。
口腔内には無数の微生物が生息しているのが正常といいましたが、微生物が多い方がいいわけではありません。
やはり相対的には少ないほうが、さまざまな感染症に罹患するリスクが低くなると思います。
歯垢は微生物の塊なので、歯磨きによって歯垢を除去できれば、効率よく細菌の絶対数を減らすことができます。
歯磨きは、歯周病、口内炎や顎炎など、常在菌によって引き起こされるさまざまな感染症の予防に非常に有効とされています。
歯磨きは安全で効果が高く、しかも安価な感染予防策としてオススメなのです。