こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報担当カワゾエです。
先月当院にOさんという女性の患者さんが来院されました。
Oさんは他院で平成19年に、右下6番の神経を取り、それからずっと根の治療(根治)をしていたそうです。
それでも、その歯の自発痛や咬合痛は改善されなかったので、「他院に行ってみて下さい。」とのことで、去年の12月に当院に来られました。
当院でもデンタルを撮り確認し、根治をしましたが、3つ根があるうちの近心の1根にヒビが入っており食事中の咬合痛も改善されなかったので、根の1つを抜歯することも説明しました。
このように歯根に亀裂の入っている場合 鈍い症状が長く続くことがよくあります。
それからセカンドオピニオンを求めて松山日赤へ照会状を持って治療の相談に行ってもらいました。
その結果Oさんご本人が今まで3年の月日がかかっているため短期間での症状改善を希望しているため、抜歯を選択されました。
そこで本人のご希望により、当院で抜歯をすることになりました。
このように当院では患者様の納得の行かれる方法での治療法を選択していただいています。
当院ではお馴染みのピエゾサージェリーで、まず骨から歯を剥がしていきます。
それから、根が大きかったため、歯を縦に割って抜歯をします。
ゼックリアバーで切れ目をいれて、半分に割っていきます。
Oさんの場合、3つに歯根を分けて抜歯をしました。
抜けた後は、抜歯した穴を丁寧にソーハして縫合をします。
抜歯した当日にこのような仮り歯をいれて患者様は満足されています。
その日のうちに食べることが出来るわけですから・・・・
最終的には、この歯の無いところをどのような人工の歯を作っていくかが問題となります。
出来ることなら両隣の歯を削らなくていいインプラント治療が最善だと思いますが、お金のかかる治療となります。
また、1本の義歯を入れていくという選択肢もありますが、食べ物によっては上手く噛めなかったり、手入れが大変なことがあります。
そこでこの患者様は事前に少し歯を削ることの承諾を得てブリッジを希望されたわけです。
このように患者様のニーズに応じて様々な修復方法が考えられ用意されています。
患者様はスタッフや先生に御自分の歯の治療希望を告げて相談されてみてください。
きっと納得されて、満足のいかれる修復物がご自分のお口に再現されると思います。
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