こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日はGCのCT PLANMECA ProMax3Dの説明がありました。
ヨシダのI様、説明していただいたO様夜遅くまでお疲れ様でした。
この機種の特徴はなんと言っても2DのパノラマX線撮影の画像の鮮やかさにあると思います。
特殊なアームの動きで歯列弓に応じて理想的な回転起動を描いてくれるためだと説明がありました。
画像を見ると,骨梁まではっきりと映し出され、もはやデンタルX線は要らないばかりの解像度でした。
位置付けもオートフォーカス機能を備え、適切な画像を取得することが出来るというまさに至れりつくせりといえそうです。
ProMax3D は1回200度のスキャニングとパルス照射の採用により、被曝線量を大幅に低減され、アーチファクトの少ない3D画像が出来ると言われています。
事実、デモの画像を見る限りにはアーチファクトの少ない3D画像をみることが出来ました。
3D画象用のソフトウェア「ロメキシス3Dエクスプローラ」は従来の概念のソフトとは少し動作を異にし、慣れるまでには少し時間がかかりそうです。
しかし、慣れればこれじゃないといけないというマニアックなソフトといえそうです。
この機種はパノラマ撮影用とCT撮影用にセンサーカセットを脱着する必要があります。
この点は少し不自由かも知れませんが、それぞれに特別な高性能のセンサーが付いていると理解すれば、納得もいきます。
ただ脱着時に、かなり神経をすり減らしそうですね。
本体はレントゲン室に固定するため、台座がありません。
そのため車椅子の患者様でも自由にポジショニングが取れます。その点は今後高齢者社会を迎えるにあたりよい発想だと思います。
今まで各社のCTを見てきてそれぞれ独自の開発コンセプトがあり、選択するわれわれにはニーズと用途に合ったCTを選択すればよいことでこれは非常に喜ばしいことだと思います。
CTそのものの開発は日進月歩で目覚しいものが見られます。
しかしながら、それを扱うわれわれの思考があまり進歩していないのは残念なことです。
各会社ハード面の性能競争に凌ぎをけずるばかりでなく、医院にもやさしいソフトフェアーであってほしいと思います。
たとえば、CTを導入することにより、レセプトコンピューターの患者登録とのリンクができなかったりするのでは本末転倒と言わざるを得ません。
高額な機器であればあるほど、われわれの期待値も高くなってくることを忘れないでもらいたいと思います。