こんにちは、広報・受付担当トガワです。
前回、酸蝕歯が増加傾向にあると少しだけご紹介しました。
酸蝕歯とは、歯の表面を覆っているエナメル質が溶けてしまっている状態をいいます。
これには、子どもの食生活が変化していることが原因にあります。
乳歯は永久歯に比べ歯質が薄いため、ソフトドリンクや炭酸・清涼飲料水を歯の生えたての時期に頻繁に摂取すると、大人とは比べ物にならないほど早く酸蝕歯が発症します。
むし歯が減ってきている中、逆に発見しやすくなり今増えてきている症状なのです。
次に増加傾向にある歯肉炎ですが、歯肉炎の発症の低年齢化がいわれています。
5歳以下でも20%が歯肉炎での歯科受診をすすめられているそうです。
また、小・中学生での歯肉炎は、将来の歯周病の予備軍になってきます。
むし歯の減少と軽症化とは反対に、生活習慣の変化に伴い酸蝕症や歯肉炎が目立ってきていることが、子どものお口の問題点です。
むし歯がないから~と油断せず、定期的に歯医者さんに通って、歯ぐきの状態をチェックしてもらったりフッ素を塗ってもらいましょう!