こんにちは、広報・受付担当トガワです。
妊娠中の歯科治療で気になることのひとつに、レントゲン撮影があると思います。
歯科で使用しているレントゲン写真は3種類あります。
3Dで見ることができる歯科用CT、顎全体の確認ができるパノラマレントゲン、そして3~4歯を部分的に見るデンタルと呼ばれるレントゲン撮影です。
被ばく量でいうと、CT撮影がいちばん多いですが、それでも1回0.1ミリシーベルトで、医療用のCT撮影の被ばく量が6.9ミリシーベルトであるのに比べるとかなり少ない数値です。
さらにパノラマでは0.03ミリシーベルト、デンタルでは0.01ミリシーベルトとなっています。
妊娠中にレントゲン撮影を行うことで、催奇形性はあるとされていますが、100ミリシーベルト未満では発生率の上昇はないと報告されています。
また同じく、小児がんや中枢神経障害に関しても、100ミリシーベルト未満では影響はありません。
つまり歯科で使用されているレントゲンでは、妊娠中のどの時期でも、胎児に影響する被ばく量に達することはありえません。
どうしても心配がある場合には、防護服も用意しています。
早産などによる胎児の後遺症を防ぐために、妊娠中の口腔内環境の改善は重要です。
安定期であれば、積極的に歯科を受診してお口の健康を保ちましょう。