こんにちは、広報・受付担当トガワです。
妊娠から第2月と第3月は期間形成期といい、薬物の影響を受けやすい時期です。
さらに第2月(妊娠4週~7週末)までは薬物によって大奇形を引き起こすとされています。
妊娠から第1月(4週末)までは、薬の影響により奇形は起こらないとされています。
妊娠13週以降は、奇形が起こることはありませんが、胎児機能障害を引き起こす薬物がわずかにあります。
催奇形性・胎児毒性が報告されている薬物にはさまざまな種類がありますが、歯医者で投薬されるお薬の中では、テトラサイクリン系抗生物質や非ステロイド系抗炎症薬が含まれています。
どうしても痛み止めが必要なときは、当院ではカロナール等のお薬を処方しています。
薬効が低いという欠点はありますが、催奇性・動脈管への影響がほとんどなく、比較的安全性が保障されているため、第一選択薬となっています。
ただし長期間の使用は控えてください。
また授乳中には、歯科治療で一般的に使用する薬物で特に注意すべきものはありませんので安心して処方されたお薬を飲んでください。
歯医者での局所麻酔は、通常の使用量では子宮・胎児への影響はなく、安全性は高いですが、妊娠後期では軽度の子宮収縮作用があるため注意が必要です。