こんにちは、広報・受付担当トガワです。
子どものむし歯は、主に前歯の間や奥歯の歯と歯の間にできやすいです。
前歯にできるむし歯は、哺乳瓶をくわえたまま寝てしまったり哺乳瓶で飲み物を飲んでいる時間が長かったりした場合によく発症ます。
これをボトルカリエスといいます。
寝る直前まで哺乳瓶で飲み物を与えたり、哺乳瓶にジュースなど砂糖を使用した飲料を入れないようにしましょう。
子どものむし歯は基本的に新しく生えてきた歯にできやすいですが、大人のむし歯はどうでしょうか?
大人のむし歯で主に目立つのが、歯ぐきが下がってくることで歯の根元が露出して、そこからむし歯になる「根面う蝕」と、一度むし歯の治療をした歯が再度むし歯になる「二次う蝕」の2種類です。
大人のむし歯は、子どものように新しくできるむし歯より、この二次う蝕がほとんどといえます。
どんな治療をした歯でも再度むし歯になる二次う蝕のリスクがあり、銀歯で被せてしまっている歯でも例外はありません。
もちろん被せ物や詰め物自体はむし歯にはなりません。
どこからむし歯になるのかというと、自分自身の天然の歯と詰め物被せ物の間にできたわずかなすき間や段差からむし歯になっていきます。
詰め物や被せ物などを歯とくっつけるときに使用する歯科用セメントは、年月の経過とともに劣化して溶け出していきます。
溶けてしまった部分がすき間となり、そこからむし歯菌が侵入してむし歯になります。
被せ物の治療をしている歯は神経を取っていることが多いので、すき間からむし歯になっていても痛みがなく、気づいた頃には大きく進行しているなんてこともあります。
治療が終わったら歯医者通いも終わり!とホッとするのではなく、治療が終わったら次は健診に歯医者に通ってください。
大人のむし歯を予防するためには歯科医院でのプロフェッショナルケアと自身でのセルフケアが重要です。
お口の中を清潔に保つことで細菌を減らしむし歯になりにくい環境を作っていってください。