こんにちは、インプラントと予防歯科・審美歯科・ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、受付・広報担当カワゾエです。
先日、左下の親知らずの難抜歯がありました。この種の抜歯は当院では日常茶飯事です。
Tさんは、去年から当院に通われている方で、初め虫歯の治療希望で来院されました。
全ての虫歯の治療が終了したので、最近はずっと定期健診に通われています。
初めて当院に来院された時から、左上以外の親知らずは生えており、3本とも虫歯になっていました。
ご本人は親知らずは抜かないで、虫歯の治療で治してほしいという希望だったので、治療をして詰め物をして様子を診てい方針にしました。
左下は手前の7番に向かって斜めに生えてきていました。
そのため手前の7番との隙間に汚れがたまり虫歯のなっていたので、1度は治療をして、痛みがでないような薬を入れて様子をみていました。
右上下の親知らずは真っ直ぐに生えていましたが、Tさんには斜めに生えていて、これからハブラシをしっかり当てないと、また虫歯になりやすいことと、7番を押しているので今後症状が出るようであれば抜歯対象の歯であることを説明しました。
約1ヶ月ほど様子をみてもらいました。
今月の検診に来られた時にTさんご本人が、「もう抜歯して下さい。ちょっと物が詰まると痛みを感じるのです。」ということだったので、とうとう抜歯をすることになりました。
斜めに向かって生えていて、とても大きい歯でした。
まずは、メスで歯茎を少しだけ切り、歯を見やすくしていきます。
そのあと、7番に頭がひっかかているのでゼックリアバーで歯の頭を割っていきます。
今度はピエゾサージェリーで骨から歯を剥していき、次 にへーベルで脱臼させていきます。
半分はすんなり抜けましたが、歯が大きかったので残りの歯の頭もまた割っていきます。
少しずつ慎重に脱臼させていき、親知らずの半分はキレイに抜けました。
残りは根っこ部分です。
根っこは2根あり、大きくて周りの骨にひっかかっていたので、根っこも1根ずつ抜いていきました。
無事抜けた後は、抜歯かを丁寧にソーハをして止血材を入れて縫合していきました。
歯が大きく、骨にひっかかっていて大変な抜歯でしたが、Tさんがとても頑張ってくれたので、助かりました。
翌日洗浄に来れれた時もお口は充分に開口できてしびれも無いということで安心しました。
お疲れさまでした。