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嚥下障害の程度の評価方法②

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

今日も、嚥下障害の程度を評価する代表的な検査方法をご紹介していきます。

  • 改訂水飲みテスト
  • 冷水3mLを口腔前庭に注ぎ、嚥下をします。

    可能ならば2回、同じテストを行い、最も悪い状態を判定します。

    評価基準は次のとおりです。

    1. 嚥下なし むせる  and/or 呼吸の変化
    2. 嚥下あり むせない and 呼吸の変化 or 湿生嗄声
    3. 嚥下あり むせる  湿生嗄声(+/-)
    4. 嚥下あり むせない 湿生嗄声なし
    5. 4に加え 追加嚥下運動が30秒以内に2回可能

    判定基準3以下の場合、誤嚥の可能性があります。

  • 嚥下造影検査(VF)
  • 口腔、咽頭、食道内での食塊の動きを評価することがでいます。

    現在、誤嚥の有無については最も有力な検査方法といわれています。

    姿勢や食形態を変えることによって、さまざまな嚥下の動きを観察することが可能で、誤嚥を起こさない条件を探すことができます。

    ただし、放射線透視室での検査になり、移動が困難な患者さんには負担が増大します。

    また、検査食は、造影剤を含んだ模擬食品のため、VEと異なり、食物の違いによる誤嚥の判定が困難です。

    これらの検査から嚥下障害のグレード(Ⅰ:重症、Ⅱ:中等度、Ⅲ:軽症、Ⅳ:正常)などを用いて嚥下障害の程度を十分に把握し、そのうえで適切な訓練の方法を選択し、実施する必要があります。
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    『がん患者さんの口腔ケアをはじめましょう』参照

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