こんにちは、広報・受付担当トガワです。
前回口呼吸による弊害を少しご紹介しましたが、今日は口呼吸が睡眠に及ぼす悪影響をご紹介します。
寝汗や寝起きが悪い…これがなぜ口呼吸に影響があるのでしょうか?
実は眠っている間は口呼吸はできません。
眠っているときは、鼻がつまった状態でも鼻呼吸をしようとします。
そうすると、眠っている間はつまった鼻から呼吸をしなければならないため、胸や腹部や背中の筋肉を使って「頑張って呼吸する」ことになります。
そのため、寝ている間も呼吸のために運動をするので、寝汗をかいたり、疲れた状態になり寝起きが悪くなるのです。
そしてさらに、睡眠中に無意識ながら頑張って鼻呼吸を行っていると、血液量にも変化がおき、腎臓が水分をとって血液のボリュームを減らそうとするため、尿が過剰に作られるようになります。
そのため、高学年の子でも鼻閉や気道の狭い子はおねしょをしやすくなってしまいます。
このように鼻づまりからくる口呼吸は睡眠障害を引き起こします。
成長期の子どもたちには、「脳を守り、育て、創る」ために睡眠が必要です。
睡眠障害を改善することで記憶力が向上し、運動能力も向上するといわれています。
成長期にはしっかりと鼻づまりを改善して、質の良い睡眠をとることは、健やかな成長に欠かせない重要なことなのです。