こんにちは、広報・受付担当トガワです。
靴を新調すると、初めは痛かったり疲れやすかったりすることがあります。
しかし履き続けると、だんだんと足に馴染んで歩きやすくなるはずです。
入れ歯も同じで、最初こそ食べづらさや痛みがあるかもしれませんが、調整して慣れていくことで、入れ歯も快適に使うことができるようになります。
痛いからといって入れ歯を付けていないと、せっかく作った入れ歯が合わなくなってしまうだけでなく、お口の中にも様々な悪影響を及ぼします。
そこで今日は、新しい入れ歯に早く慣れるためのコツをご紹介します。
入れ歯を入れると、「サ行」と「タ行」が発音しづらくなったという方は多くいらっしゃいます。
上顎が総入れ歯になると、舌を上顎に当てて発音する言葉に違和感が出るようになります。
話すことに早く慣れるためには、声を出して本を読むいわゆる音読の練習が効果的です。
次に食事です。
最初は軟らかい食べ物や小さく切った物から食べるようにして、慣れてきたら徐々に硬い物や大きい物を食べるようにしてみてください。
最初から硬い物を食べると痛みが出ることもあり、これが「噛めない」というトラウマになることがあります。
入れ歯でも食べられる!と感じられるようになってから色々な食材にチャレンジしてくださいね。
入れ歯になると、噛む力が食べ物に伝わりにくくなります。
硬い物や繊維の多いもの、噛み切りにくものなどを噛み砕くのに自分の歯で食べるより長い時間がかかります。
自分自身の歯で噛む力と比べると、部分入れ歯で約4~5割の低下、総入れ歯では7~8割も低下するといわれています。
良く噛めていないまま飲み込むと胃にも負担がかかったり誤嚥性肺炎になることもあるのでしっかり噛むよう心がけましょう。
また注意したい食材ですが、ごまなどの硬い粒状の物は、入れ歯と歯ぐきの間に入りこむと痛みの原因となります。
まずは入れ歯を外して水洗いするようにしてください。
ではまた次回も入れ歯に関するお話をしていきます。