こんにちは、広報・受付担当トガワです。
乳歯が抜けてしまった場合、その歯を元の位置にもどす、いわゆる再植は、予後が悪いという理由で、以前はあまり行われていませんでした。
しかし、再植の技術や材料の進歩により、最近では積極的に行われるようになってきました。
しかしながら、乳歯の再植では、診断や治療に関する明確な基準は示されていません。
永久歯再植の条件としては、次の2つのことがはっきりしているので、乳歯にも当てはめることができます。
- 歯が抜けてから歯を元の位置に戻すまでの時間が、30分以内であれば、90%yが予後良好という報告がある
- 抜けた歯の歯根膜(歯を取り巻くクッション)を乾燥させない
乳歯が脱落した時点で、歯が不潔な状態であれば流水で洗い流します。
その際、次のことに注意してください。
- 歯根膜を直接手で触らない
- 長時間水道水に浸けない
そして、脱落した歯を冷たい牛乳や保存液に浸けた状態で、30分以内を目標に歯科を受診しましょう。
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『保育者が知っておきたい子どもの歯と口の病気―その対応と予防―』参照