伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下前歯の歯並びの相談に来院されました。
お口の状態を確認してみると、スペースが狭いためか、上下の前歯が歯列から大きく乱れています。
特に左上2番目と右下2番目に大きく捻転が見られます。
治療については、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も、抜歯も構わないとのことで治療には積極的なご様子でした。
治療の方法も、マウスピースだけで難しい場合はワイヤー矯正に移行する可能性もお話し、まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 16回 16~18ヶ月 下顎 16回 16~18ヵ月
今回の患者様の場合、ディスキングの量は多くなりますが、抜歯をせず、約1年半で歯列が揃う予測となっているようです。
しかしこの患者様の場合、左上2番目と右下2番目の捻転があること、隣在歯との重なりが大きいこと、全体的に移動量が多いなどの理由で、マウスピースのみでは整列しない可能性があるとのことです。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
また、ワイヤー矯正を組み合わせることで、マウスピース矯正だけでは難しい歯列の移動も可能にすることができます!
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね☆