みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の歯並びの相談に来院されました。
お口の状態を確認してみると、特に左上3番目、左下2番目とは歯列から大きくずれており、歯磨きもしにくいとのことでした。
治療については、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も、左上2番目、左下2番目の抜歯は必要とお伝えしたところ、それも構わないとのことで、治療には積極的なご様子でした。
また、しっかり咬めるようになれば、歯並びはある程度の改善で構わないとのご希望でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 11回 11~13ヶ月 下顎 19回 19~21ヵ月
今回の患者様の場合、下顎の内側への倒れこみと左下1番目と3番目の隙間の改善はマウスピース矯正では難しいとのことでしたが、上顎は概ね1年で、下顎も約1年半で歯列が揃う予測となっているようです。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
また、ワイヤー矯正を組み合わせることで、マウスピース矯正だけでは難しい歯列の移動も可能にすることができます!
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね☆