伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下前歯の歯並びの相談に来院されました。
お口の状態を確認してみると、特に前歯6本がスペースが狭いためが、歯列より前後して生えています。
特に左上3番目は、歯列よりかなり前にずれて生えていました。
治療については、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も、おそらく親知らずの抜歯は必要とお伝えしましたが、それ以外の歯はできるだけ抜きたくないとのご希望でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 17回 17~19ヶ月 下顎 12回 12~14ヵ月
今回の患者様の場合、上顎の左右1番目の歯の位置を変えずに歯列を整えるため、上顎前歯部のディスキングの量が通常より多くなる予測とのこと。
また、上顎左右3番目、下顎左右1番目の歯の捻転大きいため、画像の位置まで移動しない可能性があるとのことでしたが、上顎は概ね1年半年で、下顎も約1年で歯列が揃う予測となっています。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
また、ワイヤー矯正を組み合わせることで、マウスピース矯正だけでは難しい歯列の移動も可能にすることができます!
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね☆