伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、10年以上前にワイヤー矯正をされていたそうですが、治療を中断してしまい、最近になってあと戻りしてきた部分が気になるため、マウスピースによる矯正を希望され来院されました。
お口の状態を確認してみると、大きな乱れは見られませんが、上の歯は右側の1番目の歯が、歯列より若干、前に出ているように見えました。
また、下の歯は、数本が歯列より前後して生えているため、少し段差があるように見えます。
治療については、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も、親知らずの抜歯も構わないと、治療には積極的なご様子でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー可能に適した症例です
■平均治療期間:上顎 6回 6~8ヶ月 下顎 12回 12~14ヵ月
今回の患者様の場合、ディスキングだけで、上顎は概ね半年で、下顎も訳1年で歯列が揃う予測となっているようです。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね☆